2788・オリンパス/BX51WI/4×,10×,20×/研究用ステージ固定式正立顕微鏡/

オリンパス/BX51W1/4×,10×,20×/研究用ステージ固定式正立顕微鏡/

BX51WIは、パッチクランプや生体観察などの生理学実験に最適な顕微鏡システムです。ステージ固定式のコンセプトとバイブレーションフリーのフレーム設計が、安定した実験を可能にします。近赤外を使うことで、細胞へのダメージを抑え、厚い組織切片の観察を可能にし、高NAの対物レンズにより、対物レンズを動かさない倍率切り換えを実現しました。

バイブレーションフリーの倍率切り換え

電気生理実験において、研究者が最も気にかけるのが、対物レンズの切り換えによる振動の発生、周囲の装置との干渉です。オリンパスは、対物レンズを換えずに、中間変倍で低倍と高倍を切り換えるという、全く新しい発想でこの問題を解消しました。

20×の対物レンズでNA 1.0  (XLUMPLFLN20×W)

XLUMPLFLN20×Wの分解能の高さが中間変倍方式での高解像観察を可能にしました。低倍と高倍の切り換えが中間の変倍操作で行えるため振動を極限までカットでき、対物レンズとパッチ電極との干渉の心配もありません。

蛍光と近赤外微分干渉 (IR-DIC) の同時観察が可能

WI-DPMCに組み込まれたダイクッロイックミラーにより、蛍光像は手前のポートに、近赤外微分干渉像は後ろのポートに送り、それぞれの像を別々のモニタで同時に映し出すことがでるので、光路切り換え時の振動の心配がありません。775nmと900nmの近赤外微分干渉観察ができます。

変倍デュアルポートWI-DPMC

0.35× (または0.25×) と4×の中間変倍が可能なポートを装備したWI-DPMC。対物レンズをそのままにしてレバーで中間変倍レンズを切り換えるため振動を気にせず素早く観察範囲の切り換えが可能です。
*0.5×、1×、2×も受注生産にて対応できます。

切り換え操作時のクリック解除可能

カメラ/観察ポートの切り換え、ミラーユニットは切り換え操作のクリックを解除でき、操作時の振動を起こしません。

微分干渉観察にはセナルモン方式DICを採用

微分干渉光学系にセナルモン方式を採用。レタデーション調整が顕微鏡ベース部のポラライザを回転するだけで、行えるため、誤って実験装置に手が触れる心配が減少します。

より強いコントラストが得られるDIC組み合わせも用意

可視域から775nm/900nmの近赤外まで対応。神経細胞等で高コントラストが得られるU-UCD8コンデンサー組み合わせを用意しました。 (専用の対物側プリズムWI-DICT、1/4λ板WI-TP137等が必要です) また、さらに長い作動距離が必要となるサンプル用に、WI-UCD と WI-DICD も用意されています。

見えに生じる陰の方向を変え、最適なコントラストで観察できる偏斜観察法

細胞を動かすことなく影の方向を360度自由に変えられる、長作動距離偏斜コンデンサーWI-OBCDを開発。偏斜照明はシンプルなユニット構成で深部観察像が手軽に得られます。しかも微分干渉やIR-DIC観察では不可能だった、プラスチック容器が使用できます。スライド操作で空穴とスリットの切り換えが可能です。

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